いつも当養鶏場をお引き立て頂き、誠にありがとうございます。
当養鶏場で、鶏を捌くワークショップを今後定期的に開催することと致しました。
是非、多くの方にご参加頂けたら幸いです。
ワークショップ開催の意図については、ページ下部に記載がございます。
併せてお読み頂いてから、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
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基本的に毎月、第2・第4土曜日、朝10時から開催致します。
ただ参加者によっては、別日をご希望のこともあるかと存じます。
その場合には、その旨ご連絡頂ければ柔軟に日程調整を致します。
参加ご希望の方は、当養鶏場のInstagramアカウントへDM、又は当養鶏場ホームページのお問い合わせフォームから事前にご連絡くださいませ。
皆様のご参加をお待ちしております。
■詳細情報
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【スケジュール予定】
開催日 毎月、第2・第4土曜日
10:00~ 現地集合、当日の簡単な流れを説明
10:15~ 鶏舎から鶏を捕まえて順次開始
12:30頃 終了、各自捌いた鶏肉を持って現地解散
【場所】
のびのび養鶏場内、完全屋外
【対象者】
基本的にどなたでもご参加頂けます。
実際に捌かなくとも、見学だけでも大丈夫です。
【参加費】
18歳以上の捌き体験の方 5800円 / 1人(保険料込み)
18歳以上の見学のみの方 3000円 / 1人
18歳未満 無料
【定員】
各日程、先着10名程まで
【持ち物】
・長靴※
・汚れても良い服装
・雨の日は雨合羽
・軍手
・手を拭くタオル
※鳥インフルエンザ対策の一環で敷地内へ入る前に消石灰を踏んで頂きます。
その際、靴が消石灰で汚れます。
当日は、養鶏やたまごに関するご質問もお受け致します。
本イベントが皆様の良き経験の糧となれば幸いです。
■開催意図
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過去、今までにも多くの方と鶏を捌く体験会を実は行っておりました。
参加者は様々でお一人の方、ご家族連れの方、はたまたグループの方。
その中で、鶏の血抜きや捌く時にショックを受けた様子が無い方の、ある特徴があります。
それは「お子様」です。
大人は色々な想像や妄想を頭の中にぐるぐると巡らせてしまうのか、気分が落ち込む方が一定数います。
しかし、子供は例外なく「一つの事象を観測しているだけ」という客観的な様相を見せます。
ちなみに、うちの子は血抜きの時から平気で干し芋やピーナッツを食べながら横にいます。
大人と子供、何が違うのだろうと考えた時、それは経験することへの姿勢が違うのではないかと思い至りました。
大人の場合、鶏を捌くという行為は、正直グロテスクで食欲を無くす内容だが、必ず知っておくべき経験だ、だから参加しよう!という印象です。
しかし子供の場合、全ての事象を吸収し、自分の中に落とし込もうとする心の成長期故か、自然現象の一つとして見て学び経験しよう!という印象です。
なぜこの違いが生じてしまうのか、そもそもなぜ大人は先にグロテスクなことを想像してしまうのか。
勿論、鶏を捌くことがグロくないとは言わないです。
自給生活をしていない方からすれば、普段見ない光景でしょうからね。
ただ、多くの方は忘れているように思います。
それは身近な所で当たり前に死があり、その死がある故に自分達の食料があり、そして日々の糧が出来上がっているということを。
そのことが本来当たり前なはずなのに、現代の生活はあまりにも遠ざけ過ぎている、見て見ぬ振りをしている、だから大人は鶏を捌くことに抵抗感が先立ってしまうように見受けられます。
もっと子供のように一つの現象として経験する、それだけの気持ちで良いのでないでしょうか。
私たちからすれば、野菜の収穫だって、植物を殺していることに何ら変わりないと本気で考えています。
しかし、植物は人間に伝わるような悲鳴を上げない、表情を出さない、赤い血を流さない、だから人はスーパーで並ぶ野菜に簡単にお金と交換します。
それは現代生活では普通なことですが、その生活に慣れて過ぎてはいないでしょうか。
ただ私たちも常に気を張って「野菜さんごめんよ…」なんて思いをしながら収穫することはありません。
そうではなく、心のどこかでいつも感謝することを忘れてはいけないのではないか、というお話です。
別に宗教の普及活動しているわけはないですからね。
話は戻るが糧としての死が身近にあるということを再認識する、そのことが現代生活の中でとても大事になってくると考えています。
なぜなら、既に経験しているべき経験をせずに、現代社会の中だけの大人になっているからです。
だからこそ、当養鶏場は日頃から鶏を捌いて糧にしているのだから、その経験を他の方々と共有し、何か感じ取ってもらう活動は大切ではないかと思うようになったのです。
これが今回のワークショップ定期開催の意図です。
是非、新しい方とも経験を分かち合えたら嬉しい限りです。
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今後とも、のびのび養鶏場をよろしくお願い申し上げます。