養鶏場について

養鶏場の場所

養鶏場風景

のびのび養鶏場があるこの場所は、養鶏場代表の妻の祖父(中島 正)が、かつて養鶏をしていた場所(岐阜県飛騨地方)を、修繕や補修を繰り返しながらそのまま活用しています。また、敷地内の畑では自然農をベースとした「無農薬」「無化学肥料」の野菜を育て、にわとりに与えています。勿論、私達人間も美味しく頂いています。ちなみに上の写真は、冬の朝、敷地内から見える風景を撮影した一枚です。
また、養鶏場の雰囲気を知って頂くため、その他の写真をこちらで公開中です。

自然卵養鶏法

自然卵養鶏法の本

のびのび養鶏場で常に意識し、何よりも大事にしている指針です。この養鶏法が運営方針そのものと言っても過言ではありません。自然卵養鶏法は今からおよそ40年前、中島正により確立された養鶏法です。「空気」「日光」「」「大地」「緑草」この5つの自然の恵みを十分に与える飼育管理方法で、中島正の著書より、次に挙げる10の条件に集約されます。


1:平飼い         →   鶏舎内の床は土間にし、自由に動き回れるよう飼う
2:開放             →   空気と日光を十分に与える
3:少羽数         →   労力を掛けて少なく生産する(1坪《約3.3平方メートル》当たり10羽飼育)
4:薄飼い         →   密飼いは病気のもととなる
5:粗飼料         →   緑草を豊富にし、繊維が多い飼料を与える
6:自家配         →   発酵飼料を与え、薬剤は一切使用しない
7:自家労力     →   自分達の労力の範囲内でしか飼育しない
8:低成長育成  →   早く大きくすれば、鶏は早くくたびれてしまう
9:腹八分給餌  →   空腹にして給餌すれば消化吸収が良い
10:八分目産卵  →   にわとりの生存率が高く、卵質も良くなる


のびのび養鶏場では、上記10の条件を守り、にわとりが健康で のびのび と暮らせるよう育てています。

にわとりは日本原産の純国産鶏”もみじ”

にわとり

のびのび養鶏場で育てているにわとりの品種は、後藤孵卵場の “もみじ” を飼育しています。この種鶏は日本国内のみで選抜交配して生まれたにわとりです。そのため、日本の気候風土にとても適してた純国産鶏です。ちなみに、採卵用の鶏の場合、養鶏全体の96%が海外からの輸入に頼って育成されています(参考リンク:日本農業を守る)そのため、日本原産にこだわることは、食の安全性という観点からも大事なことだと私達は考えております。

にわとりの過ごす環境

鶏舎内

のびのび養鶏場では、にわとり達が少しでも自然を感じられるよう環境作りに励んでいます。その一つとして、ケージ飼は一切致しません。そのため、にわとり達は中山間地の山間に建てられた鶏舎の中を一日中好きなように自由に飛び回っています。山間に鶏舎がある故に、自然の空気が24時間常に鶏舎内を吹き抜けます。そして最後に、敷地内で湧く井戸水を毎日与えています。この水は冷たいですが1年を通して一定の温度であり、とても澄んだきれいな水です。私達人間も飲み水や野菜を洗ったり、冷やしたりするためにも活用しています。こうした様々な角度から、にわとりの過ごす環境作りに取り組んでいます。