レモン色で淡白なたまご
たまごの味や色は、にわとりが食べたもので変わります。そこで、のびのび養鶏場では自然なエサしか与えていないため、一般的な卵と比べると非常に淡白な味をしています。また、卵の黄身の色も、意図的に濃くなるような着色料や専用飼料を与えたりはしておりません。そのため、黄身は本来あるべき色であるレモン色をしています。是非、皆様の目でも確かめてみてください。
薬剤を一切与えずに生まれた “のびのびたまご”
日本に流通している卵の多くでは、にわとりのエサに抗生物質や化学的に作られたビタミン剤などの飼料を混ぜ込むことがあります。そうした飼料を混ぜることで、強い鶏に育て上げようとしています。しかし、実際にはそうした薬剤を食べさせることで、自然に手に入るはずだった体力を得られず、薬剤に頼らなければ生きられない鶏になってしまうという見方もあります。そこで、のびのび養鶏場では、生まれたその日の雛(初生雛)から薬剤に一切頼ること無く育て上げ、自然な体力を得られるよう努めています。そのため、たまごに薬剤が混入するようなことはございません。
にわとりに薬剤不使用のワケ
多くの養鶏場では、鶏に与えるエサに “抗生物質” や “化学添加物” などを混ぜ込んだ飼料を与えています。適切な量を投与すれば問題がない、とは言われています。しかし、のびのび養鶏場ではそうした薬剤を一切投与せず、健康でのびのびと育っています。なぜ健康に育つかと言えば、鶏舎にはにわとりが走り回れる運動場を別に設け、本来自然と食べる緑草を豊富に与え、薬剤に頼らない体作りをしているためです。これは、野生の鳥も薬剤を摂取せずとも、元気に空を飛び回っていることと同じ理屈です。
草養鶏の活用
戦後10年ほどの物資が足りない時代に編み出された、今は無き養鶏法です。緑草を泥状になるまで煮込み、タンパク源の一つとして与える養鶏法です。草を煮る作業は非常に手間と時間が掛かる作業になりますが、自然の恵みだけで与えられるにわとりの健康にとても良いエサだとのびのび養鶏場では考えています。そのため、にわとり達にいつでも元気で健康にいてもらうため、この草養鶏を取り入れています。ちなみに上の写真は、水気が飛ぶまでかまどで煮詰めた刻んだ緑藻です。